子供はもちろん大人にも人気のおもちゃといえば、カラフルなブロックを思いのままに組み立てられるレゴ。無限の可能性を持つ小さなブロックに、夢中になった思い出がある人も多いのではないだろうか。そんなレゴを使った芸術作品を発表しているのがネイサン・サワヤさん(36)だ。イギリスのデイリーメールが22日に伝えたところによると、サワヤさんは2001年まで企業の顧問弁護士として働いていたが、レゴの魅力に取りつかれてレゴ・アーティストとして活動するようになった。おもちゃで作られたとは思えないほど独創的な作品ばかりで、それぞれ10,000ポンド(約135万円)以上の価格で取り引きされている。
彼の作品は世界中のギャラリーに展示されており、トップクラスの美術商が買い付けに訪れることもある。代表作は「Red」「Blue」「Yellow」と名付けられたシリーズで、これらは生と死に通じる人間の感情を探求したもの。創作活動を行っているニューヨークのスタジオには予備のレゴ150万個以上がストックされ、毎日8~12時間ほど作業しているそうだ。
だが、夢中になり過ぎて18時間もスタジオにこもっていたこともあるという。そのほとんどの時間は自分のイメージを設計図としてまとめるために、特別なグラフ用紙に自分のアイディアを描くことに費やす。彼は「自分が積み上げたレゴ作品に囲まれているときが幸せだ」と語っている。
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