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2010年3月24日水曜日
「つぶやき」連動サービス、ラジオ局が相次ぎ実験、MBSやTOKYO FM
ラジオ各社が、番組とリスナーの「つぶやき」を連動させたサービスを相次ぎ始めている。大阪のAM放送局、毎日放送(MBS)は高画質のネット動画配信とミニブログ「Twitter」によるリスナー参加を連動させた番組を実験的に放送。エフエム東京(TOKYOFM)とエフエム福岡(FMFUKUOKA)も携帯端末向けマルチメディア放送を使ってリスナーのつぶやきを即時表示するサービスを開始した。
MBSは博報堂DYメディアパートナーズと共同で、3月21日の深夜に実験放送を行った。ラジオ生番組「まだまだゴチャ・まぜっ!~集まれヤンヤン~」がTwitterに公式アカウント「@madagocha」を開設。「#yanyan」のハッシュタグでリスナーの投稿を集めた。
また同時に動画配信技術の開発会社ウタゴエのシステム「UGLive」を利用し、専用サイトで動画を配信した。このシステムは動画を視聴する人のパソコン同士が通信し、足りないデータを補い合うP2P技術を採用しており、大規模な設備がなくても高画質の動画を配信できる。なお、Twitter利用者は専用サイトからも感想を投稿できる仕組みとなっている。
一方でTOKYOFMとFMFUKUOKAは3月18日から、福岡で「つぶやきラジオ」を放送している。これはアナログテレビ放送終了後の空き帯域を利用するマルチメディア放送(関連記事)の実験だ。
実験に参加し、専用の携帯端末を受け取っているリスナーに、FMFUKUOKAの番組を放送すると同時に、番組に関する感想などの投稿を募り、その内容を番組のデータ放送領域にリアルタイム表示する。従来の放送と異なり、リスナー自身が情報配信に参加し、ほかのリスナーと交流できる。
なお、TOKYOFMなどは、2011年以降のアナログテレビ放送終了後に、全国にこうしたマルチメディア放送を拡大する方針だ。(情報提供:@niftyビジネス)
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